葛城神社祭礼 (秋の大祭)について

 

 

昔は「八朔祭」と称し暦の八月一日(新暦の十月一日)に祭礼が行われていたが、大正末期から十月七日に変わり、今では十月の三連休の日曜日に斎行されている。

祭礼は、午前中に祭典が行われ、午後三時頃から六基の山が各村を出、神社に向かって巡行、午後五時に鳥居前に集結する。

御祓を受けた後、各山につるされた赤い提灯に一斉に火が灯され、村毎に異なる揃いのハッピを着た大勢の若い衆(氏子達)が太鼓や笛の音に合わせて掛け声も勇ましく順に境内を約二十分間練り込む光景は勇壮である。この曳山巡行は夜の祭で、親戚の者は泊まりがけで訪れて近隣からも多くの観客が集まり、かつては境内は満員の盛況であった。

時代の推移により遠来の客は少なくなったが、百有余年に亘り途絶えることなく引き継がれてきた伝統行事であり、平成十一年二月十七日丹波町無形文化財の指定を受けた丹波では知られた祭である。

曳山保存会の取り組み

 

  • 2024.1.6
    令和6年 曳山巡行のご案内
    10月13日(日)に巡行を行います(巡行日程)
    15時ごろから6基の山が各村を出、地区内を巡行後神社に向かい17時に6基の山が鳥居前に集結します。
    お祓い、氏子や会員の神殿拝礼、神酒乾杯の後
    17時40分〜山につるされた提灯に灯がともされ、村ごとに異なる揃いのハッピを着た会員が、乗子(子供)の笛や太鼓の音に合わせ掛け声も勇ましく太鼓山、曳山を各20分間、境内に練り込みます。
    130有余年途絶えることなく引き継がれて来た、京丹波町無形民俗文化財の丹波では知られた曳山巡行に、多数の皆さんのお越しをお待ちしています。
     なお、写真コンクールは中止とさせていただきますので、当日の様子を写した写真は観光協会のコンクール等に応募ください
    ※当日、京丹波町に警報が出された場合には巡行を中止させていただきます。
 

 

会場までのアクセス

 


京都縦貫自動車道丹波ICから車で10分

 
開催地域 京丹波町 竹野地域
住  所 〒622-0223
京都府船井郡京丹波町口八田宮ノ本57
電話番号 0771-82-0506
 

曳山保存委員会

京丹波町指定文化財『秋の大祭(八朔祭)の曳山巡行』は、明治中期にはじまり、この6基の山車の巡行は、百有年余に亘り途絶えることなく引き継がれ、氏子はもとよりこの地を離れ他所に住まえる者にとっても誇りと郷愁を感じさせるものとなっています。

しかしながら、「曳山巡行」の継続に関しましては、少子高齢化による人口減少で「乗子」や「担ぎ手」の絶対的な不足、また曳山の維持管理、改修等による財源の確保など、歴史あるこの「伝統行事」が近未来的に安定的に継承・保存していくことは明らかに困難な状況となっています。

こうした課題解決に向け、平成29年度5月より京都府、京丹波町のご支援を得て「曳山保存委員会」を発足いたしました。

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