取組

葛城神社曳山保存委員会について

130余年に亘り1度も途絶えることなく受け継がれてきた京丹波町の文化財に指定されている曳山巡行の保存継承が厳しい現況にある。こうした中で区長、総代が立ち上がり、京都府の支援を得て保存委員会を設置し、この機を失して存続はないと検討を加え担ぎ手の確保等に新たな方向を見出すことができた、さらに府の支援の下、ポスターの作成・啓発に努め、かつての賑わいを取り戻しつつある中で、コロナ禍により曳山巡行の中止を余儀なくされ地域の活性化に水を差すこととなった。

この沈滞ムードが漂う中、当初計画の通り初年度に袢纏が整備されていなかった中村区、鎌倉区の袢纏を整備するとともに存続継承について意見を聴取するシンポジュームを開催し、機運の醸成と保存継承の体制整備を図つた。

また年次計画の下に異文化交流、支援ボランティアの募集、曳山のルーツに係る資料整理、啓発パンフレットの作成等、後世に繋ぐ取り組みを実施し曳山巡行の継続発展のみちを確保し地域の活性化に資す。

葛城神社曳山巡行について記述のある資料

「丹波の曳山祭礼」波々部神社と川原住吉神社をめぐって
(平成20年3月 兵庫県教育委員会発行)
P29,P32,P34

「京都府の民俗芸能」
(平成12年3月31日 京都府教育委員会発行)
P110~P115

「平成10年度 講座「丹波学」報告書」
(平成12年3月31日 丹波の森公苑 文化振興部発行)
P20

「丹波町誌」
(昭和60年10月15日丹波町役場発行)
P1032~P1034

これまでの曳山保存委員会の取組

平成26年度

各区の集会で取組の方向について資料を各区区民に配布説明し、了解を得、保存委員会設置に向け検討を始める。

平成27年度

各区の現況及び課題について聴取し、氏子総代、区長合同会議を開催し協議、ポスター、由緒書き(パンフ)を作成し機運の醸成に努める

平成28年度

京都府地域力再生交付金を活用し祭の写真記録保存、保存委員会の設置に向け準備委員会を設置し保存委員会規約策定し、各区において区民の了解を得、保存委員会を設置(平成29年5月)

平成29年度

保存委員会において祭の保存継承について協議(先進地視察、府交付金を活用し保存委員会ののぼり、ポスター作成)

平成30年度

祭の活性化に向け賛助会員の募集検討
府補助金を活用しホームページ作成、提灯新調(辻)、衣装等補修、異文化交流、地域の活性化

令和元年度

写真コンクール、賛助会員の募集範囲拡大検討
府補助金を活用し、提灯新調(中畑)、異文化交流、
視察研修(コロナ禍のため中止)補助金減額申請

令和2年~令和3年

コロナ禍のため曳山巡行中止

令和4年

中村区 鎌倉区袢纏新調、コロナ禍のため曳山巡行、各区内巡行に留め実施
「明日へ繋ぐ曳山巡行」を考えるシンポジュウム開催

令和5年度

4年ぶりに曳山巡行実施 第2回写真コンクール実施





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